試験前1週間!電験三種を合格するために何をしたらいい?
電験三種の試験日まで、残り1週間となりました。
この時期はお盆や夏休みの長期休暇が始まり、いよいよ最後の追い込みに掛かる方も多いのではないでしょうか?
試験前1週間は試験の合否を左右する重要な期間です。
この期間の「勉強方法」を知ることで、解ける問題数を確実に増やすことができます。
そこで、今回は電験三種の試験直前の過ごし方についてまとめました。
私自身の経験も踏まえて記載しているので、ぜひご参考ください。
試験1週間前にするべき行動
試験直前にするべき行動について見ていきましょう。
全部で4つあります。
重要なポイントなので、しっかり確認しておきましょう。
また、初めて受験される方と科目合格されている方に分けて記載しています。
初めて受験される方
出題数の多い分野を中心に勉強する。
電験三種は各分野から幅広く出題されるため、網羅的に勉強する必要があります。
それゆえ分野ごとの問題数は限られています。
参考までに2014年~2022年の各科目に出題された問題で、各分野ごとの出題数を掲載します。
※筆者が問題文から判別しているため、多少のずれはご了承ください。
これを見ると分かる通り、分野毎に出題数に違いがあります。
理論科目であれば、「直流回路」「静電気」「電子理論」から頻出されていることが分かります。
そのため、まずはこれらの出題数の多い分野を重点的に勉強しましょう。
また、その分野を学習する中で苦手な問題も出てくると思いますが、そういった問題は捨ててしまっても構いません。
各分野の内容も範囲が広いため、苦手な問題が出題されるとは限らないからです。
まずは点数の取れる問題を確実に取りましょう。
60点でも合格は合格です!
まずは得意な問題を中心に勉強しましょう。
試験と同じ問題形式で過去問を解いてみる。
試験本番で使用される問題用紙を使って、問題を解くことは非常に重要です。
本番と同じ形式で問題を解き、時間を測定することで、1問に掛ける時間を把握することができます。
参考書に付属している問題集や過去問題集などで、単元毎に勉強されている方も多いと思いますが、
試験では各単元から複合的に出題されます。そのため、出題形式が異なることで時間配分を誤ることがあります。
特に理論科目は、解くのに時間が掛かる問題と簡単に解ける問題があります。
難しい問題に時間を掛け過ぎると、本来解けるはずだった問題に手が付かず、時間切れになるケースがあります。
(2021年の私がそうでした。。)
そのため、繰り返しになりますが、1問に掛ける時間を把握することはとても重要なことなのです。
また、時間切れ対策として問題を読んで1分考えても筆が進まないようであれば、次の問題に進みましょう。
電験は60点取れば合格なので、1,2問間違えてもそこまで合否に影響はありません。早々に切り替えましょう。
また、問題用紙の始めに試験時の注意事項が記載されており、初めての受験だと読むことに精一杯になり、これが動揺に繋がりかねません。
本番はできるだけ平常心で問題を解くことが重要です。事前に問題形式を把握し、問題を解くことに慣れておきましょう。
問題用紙は電気技術者試験センターのHPから入手できます。
https://www.shiken.or.jp/answer/index.html
暗記は1週間前からが本番!
人間の記憶は、時間が経てば経つほど忘れていきます。
その時はしっかり勉強して覚えたとしても、1日後にはそのうちの7割は忘れてしまいます。
そのため、試験直前の1週間前は特に暗記に力を入れるべきです。
暗記の方法は、独自で重要箇所をまとめたノート等を作成している方は、それを毎日見直しましょう。
おすすめは通勤時間、昼休憩、就寝前の3つのタイミングでの復習です。
朝昼晩復習することで、1週間あれば確実に暗記することができます。
宣伝にはなりますが、重要箇所をまとめたノートを作成していない方は、私の作成したサイト「電験ガイド」で勉強してみて下さい。
私が電験三種を学習しているときに公式や重要単語をまとめた内容を掲載しているので、ボーダーラインの60点は取れる内容になっています。
電験三種に限らず、資格試験は暗記が必須です。
理論でも計算問題を解くのに公式を暗記していなければ解くことができません。
この1週間はとくに力を入れて取り組みましょう。
科目合格されている方
苦手分野を中心に勉強する。
すでに科目合格されている方は、苦手分野を中心に勉強することをおすすめします。
確実な合格を目指すのならば、100点を取るつもりで勉強するのが間違いないでしょう。
苦手問題に取り組むのは精神的にきついですが、ここは我慢しかありません。
とにかく1問でも多く苦手問題を解けるようにしておきましょう。
私も2年目のこの時期は苦手問題を中心に勉強していました。
とても辛いですが、合格するために必要なことでした。
じゃあ、得意問題は勉強しなくてもいいのかという質問について、
実際に問題を解かなくても、毎日確認する(見る)程度でOKです。
安心してください。
昨年度、電験三種に挑戦した皆さんは、得意分野は問題を見ただけで解くことのできる力が身に付いています。
想像以上に問題を解く力が身に付いています。
自信をもって苦手問題を中心に取り組みましょう。
試験1週間前から始める行動のまとめ
- 出題数の多い分野を中心に勉強する。
- 本番と同じ形式で問題を解いてみる。
- 暗記は1週間前からが本番!
- 苦手分野を中心に勉強する。
試験1週間前の追い込み勉強は、精神的にも肉体的にも非常に辛いです。
投げ出したい気持ちになることがあると思いますが、残り一週間が合否に左右します。
辛い時は同じ仲間を見つけるのもいいかもしれません。
Twitter(X)では、受験者の皆さんが勉強している様子が見られるので息抜きに確認してみて下さい。
一人でも多くの方が合格することを祈っています!