電験三種の勉強法について
このページでは、2022年上期に電験三種を取得した筆者の勉強方法について掲載しています。
勉強スケジュール
私が電験三種の取得までに掛かった時間は6ヶ月です。
以下にスケジュールを記載します。
日程 | 期間 | 内容 |
1~2ヶ月目 | 2021年4月中旬~2021年6月中旬 | 参考書を読み込む。 |
3~4ヶ月目 | 2021年6月中旬~2021年8月中旬 | 参考書の問題集を解く。 |
5~6ヶ月目 | 2022年6月中旬~2022年8月中旬 | 参考書の問題集+過去問15年分を解く。 |
2021年度は電力、機械、法規に合格し、2022年度上期に理論を合格しています。
試験の合格までに2年掛かりました。
もちろん1年目で合格するつもりで勉強をしていました(+o+)
2年掛かった要因として、本番と同じ形式で問題を解くことをしていなかったことにあると思います。
詳しくは↓をご覧ください。
そのため、+1ヶ月(計7か月)は本番と同じ形式で問題を解く期間を設けた方が、確実に合格することができます。
以上を踏まえて、スケジュールを見直すと下記のようになります。
日程 | 内容 |
1~2ヶ月 | 参考書を読み込む。 |
3~4ヶ月 | 参考書の問題集を解く。 |
5~7ヶ月 | 参考書の問題集+過去問15年分を解く。 |
上記スケジュールに則り、当時の勉強の進め方に改善を加えた勉強方法をご紹介します。
1~2ヶ月目
勉強の順番
参考書は、理論→電力(機械)→機械(電力)→法規の順に進めます。
理論は全ての科目に共通する基礎を学ぶことができるため、初めに勉強することをおすすめします。
次に電力を勉強しましたが、理論で学ぶ公式を多く使う機械でも問題ないです。
最後に暗記科目である法規を勉強しました。
※使用した参考書は↓から
勉強のコツ
この期間は内容を「理解」することに重点を置き勉強します。
資格試験において、理解→暗記が鉄則です。
また、その科目の特徴を理解すると、全体像を掴むことができるようになるため
重要なポイントはどこかを判断し易くなり、理解が一気進みます。
理論は計算問題が多いから公式をしっかり覚えよう!
電力は知識を問う問題が多いから、語句はしっかり覚えよう!
など、全体像を掴むとその科目の特徴が分かってきます。
3~4ヶ月目
勉強の順番
参考書の問題集について、科目の進め方は1~2ヶ月目と同じで問題ありません。
勉強のコツ
この期間は内容を「理解」することに加え、「暗記」することにも注力します
ただし、この段階は参考書で学んだ内容を忘れていることが多いです。
そのため、重要単語や公式のまとめを自分で作成し、問題集と併用して使うことをおすすめします。
重要単語や公式をまとめるのが面倒臭いという人は
本サイトをご利用下さい!
また、暗記というのは問題集の解答を丸暗記するのではなく、解法の使われ方を暗記します。
電験3種は過去問と類似の問題が出題される傾向があるため、その解法がどのような場面で使われているのかを把握することで、別の問題にも応用できるようになります。
暗記のコツは、就寝前にその日学習した内容を復習することです。
また、通学や出勤時の移動時間や昼休憩時間にも復習することをおすすめします。
上記、実践いただくと記憶への定着率が格段に上がります。
5~7ヶ月目
勉強の順番
参考書の問題集についても、科目の進め方は1~2ヶ月目と同じで問題ありません。
また、自分の弱点科目を勉強するのもいいと思います。
勉強のコツ
正直この期間が最も重要です。
過去問をどれだけ多く解くことができるか、そしてどれだけ暗記できるかが試験の合否を左右します。
ここまでくると理解もかなり進んでいるため、この期間はとにかく過去問を解いて暗記することに注力します。
暗記の仕方は3~4ヶ月目に記載の通りです。
上述の通り、電験三種は過去問の類似問題が多く出題されます。
そのため、過去問をとにかく解くことが大切です!
勉強の目安としては、過去問を3~4周繰り返すことです。
これだけやれば大体覚えることができます。
※機械も計算問題の割合が多いため、みんなの欲しかった!シリーズだけでは不十分になる場合があります。
そのため、機械についても15年分やっておくのが安心でしょう。